出典:日経クロステック、2022年3月7日
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
NTTドコモは2022年2月25日、「dポイント」の会員プログラム「dポイントクラブ」のプログラム内容改定を発表。利用者がメリットを得やすい仕組みが増える一方で、長期利用特典は「d払い」の利用が前提となるなど必ずしもメリットとはいえない変更も見られる。一連の変更でNTTドコモは何を狙っているのだろうか。
「ランク」に応じてポイント付与率が変化
以前は携帯電話サービスの契約数を会員基盤の基準としていたNTTドコモ。だが携帯電話の契約数が飽和するなど市場環境が変化したことを受け、現在は共通ポイントプログラム「dポイント」の会員プログラム「dポイントクラブ」を会員基盤の軸としている。
2021年12月時点では約8700万人の会員数を誇るdポイントクラブだが、NTTドコモは2022年2月25日に記者会見を開き、dポイントクラブの会員に提供している特典を大幅にリニューアルすると発表したのだ。
dポイントクラブの会員は現状、dポイントの6カ月累計獲得数、またはNTTドコモ回線の継続利用年数に応じて5つの「ステージ」に分類、そのステージに応じた特典を提供している。具体的には買い物などで利用できるクーポンがもらえるほか、「ahamo」以外のNTTドコモ回線契約者であれば、毎年誕生月にステージに応じたポイントがもらえる「ずっとドコモ特典」という仕組みも用意されている。
だがNTTドコモによると、顧客からは最上位の「プラチナ」ステージの恩恵が少なくステージを上げるモチベーションが湧かない、特典はポイントで進呈してほしいなどの声があったという。そうしたことから今回、dポイントクラブの特典の仕組みを大幅にリニューアルするに至ったとのことだ。
具体的な変更点は大きく3つあり、1つはポイント付与の仕組みである。従来、dポイントクラブのステージを上げてもdポイントの付与率は特に変わらなかった。今回のリニューアルでは、ステージの名称を「ランク」に変更し、ランクを上げるごとにポイント付与倍率が変化する仕組みを導入。最も下の「1つ星」(従来の「1st」に相当)ステージでは付与率が1倍だが、最上位の「5つ星」(従来のプラチナステージに相当)では2.5倍のポイントが付与されることになる。
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