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Saturday, October 24, 2020

日本刀の未来にはせる思い 大分市出身の川崎晶平がエッセー集 - 大分合同新聞

「テノウチ、ムネノウチ 刀鍛冶として生きること」

「テノウチ、ムネノウチ 刀鍛冶として生きること」

  • 「テノウチ、ムネノウチ 刀鍛冶として生きること」
  • 自身の工房「晶平鍛刀道場」で作刀に取り組む川崎晶平さん=埼玉県美里町

 〝刀剣界の異端児〟と呼ばれる現代刀の作家・川崎晶平(あきひら)=大分市出身=が、「テノウチ、ムネノウチ 刀鍛冶として生きること」(四六版237ページ、1980円・双葉社)を出版した。文芸雑誌「小説推理」に連載したエッセーを再編集、修業時代の思い出や作家としての覚悟、日本刀の未来にはせる思いをまとめている。
 いま、空前の〝刀ブーム〟なのだという。名刀を擬人化したオンラインゲーム「刀剣乱舞(とうけんらんぶ)」の人気を背景に、展覧会や鑑賞会を訪れる人が増加しているそうだ。「刀は次の世代に伝えていける美術品。絵画のようにガラスケースごしに眺めるのではなく、実際に手にとって美しさをめでていただきたい。これまで刀に縁がなかった若い世代や女性も大歓迎。どんどん鑑賞していただきたい」と川崎。
 大分上野丘高から明治大に進み、一般企業で営業職を経験したが、1994年、長野県に工房を構える刀匠・宮入小左衛門行平に弟子入り。「五感をフルに使って自身の体で技術を覚えていく。〝習わないスタイル〟が僕には合っていたのかもしれない」。雑用をこなしながら、ただひたすら仕事をする日々については「しゃべり方も忘れた」と本書で述懐している。
 5年の修業期間と4年のお礼奉公を経て独立。2003年に新作刀展覧会で文化庁長官賞受賞。その後も新作日本刀・刀職技術展覧会で経済産業大臣賞を3度受賞している。
 一般家庭から弟子入りし、若手作家トップクラスの実力を持つにいたった川崎は、刀剣界の既成概念にも鋭く斬り込む。本書では、時にくすりと笑えるユーモアと豊富なエピソードを交えながら、作家としての情熱をつづっている。

 × × × 

 10月上旬、埼玉県美里町の晶平鍛刀道場を訪れた。年間の晴天日数が日本有数という同町は、この日も穏やかな晴れ日。母屋で、川崎が鍛えた2本の刀を手に取ることができた。あふれるような生命力と、鍛え上げられ、洗練された姿の美しさに圧倒される。持ち重りせず、手にしっくりなじむことにも驚いた。
 川崎は「最新作が最高傑作と心がけている。闘って生き抜いた証しが作品であり、作品と作家の生命力を楽しんでいただければうれしい」と話している。

 川崎晶平(かわさき・あきひら)1968年生まれ。大分市下郡出身。大分大付属中から大分上野丘高へ。幼い頃は昆虫が大好きな少年だった。明治大政治経済学部卒。大分市出身の妻と長男の3人暮らし。

※この記事は、10月25日 大分合同新聞 12ページに掲載されています。

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