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Monday, May 25, 2020

みとり年300人 患者・家族と笑い合い穏やかな最期を - 朝日新聞社

やまと診療所① 医師たち

 私、56歳。多くの葬儀に参列してきました。私ごとですが、この1年ほどで高齢の身内が2人、亡くなりました。

 新型コロナウイルスの感染拡大で死者数が増えています。それぞれの人生に思いをはせます。とつぜんのお別れ、つらすぎます。

 嫌でも「死」を意識することが増える中で、「死」について考えることができそうな現場が、東京の板橋区にありました。

 「自分らしく死ねる世の中をつくりたい」

 そんな思いで2013年に開業した、在宅医療の診療所です。ここで働く人たちの物語を、お送りします。

 5月8日、朝。その診療所から軽四自動車が十数台、街に散らばっていく。新型コロナの緊急事態宣言下である。私は、その1台の後を、車で追いかけていく。マスク着用、アルコール消毒、患者や家族との距離をあける、などの条件のもと、同行取材を許していただいた。

 前を走る車には3人が乗っている。1人は、医師の小野寺志真。あとの2人は、運転手とカバン持ち、である。

 1軒目は、高血圧症などを抱える100歳の女性宅だった。小野寺が患者や家族と話していると、他の2人は診察の準備に入る。1人は患者の血圧や体温を測る。もう1人は、そのデータを、携帯端末に打ち込む。

拡大する写真・図版この青い軽四自動車で患者宅を巡回しています

 あの2人、どうやら、ただの運転手とカバン持ちじゃない。

 小野寺が患者に聴診器を当てているとき、2人は家族と話をしている。髪の毛を切ったという話題で、みんなが盛り上がる。

 そんなこんなで、20分ほどの…

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