mui Labは2017年10月設立のベンチャー企業で、2020年2月には木製のスマートデバイス「mui」を発売した。「mui」は一見するとシンプルな木板だが、手で触れると天気、スイッチや調光のアイコン、メッセージなどがLEDで浮かび上がる。手書きの文字なども送ることができ、家庭内のコミュニケーションハブとして機能する。用途を終えると表示は消え、インテリアとして空間に溶け込むというものだ。
mui Labが2020年2月にリリースした「mui」。木製の外観にさまざまな情報を表示できる(クリックで拡大)出典:mui Lab
NISSHAの社内ベンチャー制度を活用して誕生
―― まずは、mui Labの成り立ちについて教えてください。
NISSHAの「Wall tile」 出典:NISSHA
久保田氏 mui Labはもともと京都に本社を置くNISSHAの社内ベンチャー制度から生まれました。そもそものきっかけは、2015年5月に開催されたニューヨークの国際現代家具見本市(ICFF)にNISSHAが初出展したことです。その際に現CEOの大木和典と共同創業者でクリエイティブディレクターの廣部延安が、「mui」とコンセプトが近い別形態の製品「Wall tile(ウォールタイル)」を開発しました。
佐藤氏 mui Labは「Calm Technology(生活に溶け込み人が無意識的に活用できる技術)」をキーワードにサービスを提供しています。現代において情報技術は私達の生活に欠かせないものになっていますが、一方で情報量が多過ぎるなど、人々の生活を逆に穏やかではないものにしているとも考えられます。このような現状に対して、人々がよりよい生活を送るために、適切な情報との関わり方というものを提供していくというコンセプトを持っています。
新作をリリースしたばかりのポスト・クラシカル的なアプローチのGoldmund、ドリーミーな作風の妻のホリーとのユニットMint Julep、双子の兄弟とのユニットSONOとしての活動でも知られ、数多くのサウンドトラック、CM音楽なども手掛ける、米ペンシルバニア出身のマルチなコンポーザー、キース・ケニフのHelios名義でのGhostly Internationalから2作目となる新作『Domicile』が2020年12月11日(金)にリリース決定。そして日本のみCDリリースも決定した(海外はデジタルのみ)。 ◆Helios 関連動画&画像 今回リリースされる『Domicile』は、人の住居を意味する言葉であり、「バックグラウンドミュージック」をより意図的なものとして再定義した心地よいアンビエント作だ。またアルバムからファースト・シングルとして「Never Will You Be Without」が公開された。 Helios名義ではかつては生音とエレクトロニクスを織り交ぜ、エレクトロニカとポストロックを融合させたようなサウンドをみせていたが、2018年にGhostly Internationalに移籍してからはノンビートのアンビエントへと傾倒しており、本作でもその路線を踏襲するサウンドをみせている。 現在は太平洋岸北西部で家族と音楽を中心とした静かな生活を送っているキース・ケニフ。今回リリースされる『Domicile』は、人の住居を意味する言葉であり、それは日々の神聖な場所であり、具体的な実例と出来事の間の空間に宿っているものであるという。穏やかなシンセトーンとテクスチャーのコレクションを、家の中で(パンデミックの前であったが、現在はさらに適切)で再生するというビジョンを持って制作し、「バックグラウンドミュージック」をより意図的なものとして再定義している。始まりや終わりという構造化された仕組みがない中で、各トラックは最小限の方向性や存在感を持って進行していく。窓の光や木の影が壁を横切るように、これらの音は、控えめで儚い美しさを持って余韻に浸らせてくれる。日常を穏やかに心地よく彩る至極のアンビエント・サウンドと言えるだろう。 『Domicile』 2020年12月11日(金)リリース PLANCHA / Ghostly Internatinal ARTPL-147 2,200 yen + 税 ※ボーナス・トラック1曲収録予定 ※日本独自CD化 ■TRACK LIST: 01. One And The Same 02. Their Places 03. Our Distance 04. Never Will You Be Without 05. Penumbra 06. Glass Curtain 07. Domain 08. Spectrum 09. A Sense Of Ending + ボーナス・トラック1曲収録予定