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Friday, June 17, 2022

時計用語でよく聞くインターチェンジャブルストラップとは? メリットとデメリットについて解説 | 高級腕時計専門誌クロノス日本版 - クロノス日本版

Q:高級メーカーが採用する「インターチェンジャブルストラップ」何がいいの?

最近、多くの高級メーカーが採用するようになった「インターチェンジャブル」という機構。簡単にストラップやブレスレットが交換できることを売りにしていますが、そのメリットとはなんでしょうか?

広田雅将

2022年6月17日掲載記事

A:工具要らずでストラップを交換できるのが最大のメリット

 最近、高級メーカーにも普及するようになったのが、簡単にストラップ/ブレスレットを交換できるインターチェンジャブル機構です。そもそもウブロが採用したものですが、今ではカルティエ、ルイ・ヴィトン、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ ピゲなどもこぞって使うようになりました。

 もちろんそれ以前にも簡単に交換できるストラップはありました。対して新しいインターチェンジャブルストラップは、ケースにしっかり固定できるように進化しました。ストラップに金属製のアタッチメントを設け、それをケースにかみ合わせてしっかり固定する、というように、重い時計に付けても外れにくいのが大きな特徴です。

 通常、しっかりケースに固定するとストラップは外しにくくなりますが、多くのメーカーは、ケースに付いたボタンを押すことで、ストラップの交換をしやすくしています。

パシャ クイックチェンジ

Photographs by Takeshi Hoshi(estrellas)

カルティエの「パシャ ドゥ カルティエ」ではワンタッチ式でブレスレット/ストラップが着脱可能な「クイックスイッチ」システムを採用している。同モデルは工具なしでの気軽なストラップ交換というメリットを最大限享受できるよう、ブレスレットのほかにレザーストラップが最初から同梱されている。

 そのメリットは、専用工具なしで簡単にストラップを交換できること。ルイ・ヴィトンはさまざまなバリエーションのストラップを提供することで、時計の模様替えを用意にしています。

メーカーの純正品以外を付けられないというデメリットもある

 一方のデメリットは、社外品のストラップを選びにくいこと。とりわけ、ストラップに金属製のアタッチメントを備えたタイプのものは、基本的には、そのメーカーの純正品以外を選ぶことができません。

 頑強で使い勝手に優れるインターチェンジャブルストラップ。しかし、自分ならではのストラップを使いたい人は、そのメリットとデメリットを考える必要がありそうです。

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