学生期間中に納付の猶予を受けた保険料を追納するメリット
国民年金保険料の追納とは、学生期間中に納付の猶予を受けた保険料を後払いすることです。さまざまなメリットがあるのでぜひ検討したい制度です。 学生時代の経済的負担を減らすための「学生納付特例制度」、収入の減少や失業等で経済的に支払いが困難な場合は「保険料免除制度・納付猶予制度」を受けた際に利用できます。 自分で申請し厚生労働大臣の承認を受けた期間分の保険料を、後から納めるとどのようなメリットがあるのでしょうか? ここでは、追納のメリットについてご紹介します。 ■老齢基礎年金の年金額を増やせる 国民年金保険料は年度によって決められた額を毎月漏れなく納めなければ、将来受け取れる年金額が減ります。しかし追納すれば、老齢基礎年金の受給額を満額に近づけることができる点がメリットといえます。 ちなみに満額の老齢基礎年金を受け取れるのは、40年の保険料納付済期間中、欠かさずに納めた人です。 老齢基礎年金を受け取るためには、保険料納付済期間が「10年以上」必要です。学生納付特例制度の承認を受けた期間の取り扱いは、次のとおりです。 ●受給資格期間として算入される ●老齢基礎年金額には反映されない(「納付猶予」の場合も同様に反映されない) 将来の年金額を増やすためにも、学生時代に猶予された保険料は積極的に追納しましょう。 ■追納した保険料は社会保険料控除の対象 追納することで得られるメリットとして大きなものは、納めた国民年金保険料の全額が社会保険料控除の対象となる点でしょう。 社会保険料控除により、所得税や住民税が軽減される「追納の節税効果」をおさえておくことが大切です。 ただし、追納したからといって、自動的に社会保険料控除が適用されるわけではありません。確定申告や年末調整の手続きが必要ですので、忘れないようにしてください。 ■所得税・住民税軽減! 追納を申告すると保育料が安くなる 追納の社会保険料控除を利用すれば、所得税や住民税を減らせます。特に子どもを保育園に預けている人は、住民税が軽くなると保険料が安くなることを知っておきましょう。 少しでも家計に余裕があるときは、ぜひ追納を検討してみてください。
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