子どもの保育園選びは、子育て世帯にとって重要なライフイベントです。
日常生活に大きく関わるポイントとなるため、子どもを安心して通わせられるだけでなく、送り迎えの利便性などさまざまな面に目を向けなければなりません。
今回は駅近の保育園の特徴を中心に、保育園選びのポイントを詳しく紹介します。
駅近の保育園を選ぶメリット
立地の利便性を考慮した際には、駅近の保育園が最適な選択肢となることもあります。ここでは、駅近や駅型保育園のメリットについて見ていきましょう。
利便性が高い
駅に近い保育園や駅型保育園のメリットは、子どもの送り迎えが楽になる点にあります。特に仕事をしている場合は、通勤途中に寄ることができるため、大きな時間の短縮につながるのです。
また、駅のそばには商業施設や商店街などが設けられているケースもあり、行き帰りの買い物にも便利です。
準認可保育園が多い
駅型保育園は、認可外であっても自治体の助成を受ける「準認可保育園」となることが多いといえます。そのため、必要な保育士の員数など、一定の基準を満たした保育環境が確保されているケースが多いのも特徴です。
また、各鉄道会社が力を入れている園では、「親子コミュニティーカフェ」や「高齢者福祉と合体した複合施設の整備」など、子育て世帯へのサポートが充実している場合もあります。
駅近の保育園を見つけるコツ
保育園探しをスムーズに行うためには、事前にコツや手順を押さえておくことが大切です。
まずはインターネットで検索
インターネットを通じて情報発信をしている保育園も多いので、まずはWebで情報収集をしてみましょう。保育園ごとに、教育方針や保育内容、延長保育の時間や食育方針といった重要な情報が掲載されているので、比較しながら検討することが大切です。
また、口コミや評判をチェックすることも重要となります。実際に子どもを通わせたことのある人の体験談からは、ホームページだけでは分からない情報が得られることもあるのです。
候補をしぼって見学する
保育園の候補をいくつかしぼることができたら、実際に見学に行ってみるのも大切です。園内の雰囲気や保育士さんの様子、掃除などの管理状態を確かめるためには、実際に目で見るのがもっとも近道だといえます。
条件の優先順位を決めておく
駅近であることを優先させるならば、他の条件は柔軟に考える必要もあります。たとえば、駅近の場合はどうしても郊外より敷地が狭くなってしまい、広い園庭を持つところを見つけるのが難しいケースもあるのです。
ひとつ条件を外すだけでも、保育園選びはスムーズになるため、事前に優先順位を明確にしておくことが大切です。
保育園を選ぶときのポイント
保育園を選ぶうえでは、どのような条件に目を向ければいいのでしょうか。ここでは、保育園選びで意識しておきたいポイントを紹介していきます。
保育園の種類と特徴
保育園には大きく分けて「認可保育園」「無認可保育園」「認証保育園(東京都のみ)」があります。
◇認可保育園
認可保育園とは、児童福祉法に基づいて、国の設置基準をクリアしていると都道府県知事によって認可された保育園のことです。
大きなメリットは、国からの補助金を受けられることにより、保育料が安くなる点にあります。また、サービスの品質や管理状態が安定している点も魅力です。
◇無認可保育園
無認可保育園は、国の定めた基準とは異なり、独自の方針や基準によって運営されている保育園を指します。保育料は高くなってしまうものの、英語教育やクラブ活動に力を入れるなど、独自の強みを持っている園が多いのが特徴です。
また、開園時間に決まりがないところが多く、保育時間や日数が柔軟な園もある点も大きなメリットです。
◇認証保育園
認証保育園は、東京のような大都市では、国の定める基準の広さを確保することが難しく、新しく認可保育園を設置するハードルが高いため、東京都が設けた独自の基準を満たしている施設であり、国ではなく都の補助金によって運営されています。
保育料や保育方針などについては、認可保育園と無認可保育園の中間に位置すると考えられます。まずは、この3種類の特徴と違いを押さえ、実情に合ったものを選ぶことが大切です。
保育園選びで重視されやすい条件
保育園選びにおいては、送り迎えのことを考えて「自宅からの距離」が重視される傾向が強いです。また、駅からの距離や延長保育の有無など、預けやすさを重視する人も多いといえます。
ただ、子どもの環境を考慮すると、園の保育レベルや保育士の人数も見逃すことはできません。立地面や保育時間とは異なり、チェックが難しいポイントではあるため、口コミなど幅広く情報を集めましょう。
また、病院やスーパー、ドラッグストアなど、周辺環境も押さえておく必要があります。なかには病院の小児科と密接に連携をとっているところもあるため、事前に調べておくといいでしょう。
小さな子どもがいるときの物件選び
子育て世帯にとって住みやすいと感じる物件は、大人だけで生活する場合と少し異なる部分もあります。ここでは、小さな子どもがいるときの物件選びのコツについて見ていきましょう。
階数の決め方
マンションやアパートなどの集合住宅の場合、一般的には1階よりも2階以上が人気を集めやすい傾向があります。しかし、子育てをするなら、災害時に避難のしやすさを考えて1階に住むのもひとつの手です。
また、1階であれば階下への足音を気にする必要がないため、騒音トラブルの防止にもつながります。
間取りの決め方
子育てにおいては、成長にしたがってどうしても荷物が増えていってしまいます。そのため、収納スペースにはゆとりを持たせておくと安心です。
また、フローリングだけでなく和室がある物件を選ぶのも有効です。畳にはクッション性があるため、子どもを安心して遊ばせられるプレイルームや寝室として利用することができます。
特に、和室がリビングに隣室していれば、家事をしながら子どもの様子を確かめられるため安心です。
子育て支援住宅の特徴
子育て支援住宅とは、子育て世帯が快適かつ安心して生活できるような室内環境や周辺環境が整備された住まいのことです。設備以外にもベビーカーなどが通りやすい廊下など、子育てに適した工夫が導入されている点が大きな特徴だといえます。
行政においては、東京都が「東京都子育て支援住宅認定制度」を設けるなど、自治体レベルでも積極的に取り組みが行われています。また、子育て世帯が利用できる補助金制度を設けている自治体もあるため、併せて活用を検討しましょう。
「保活」成功を左右するポイント
保育園の入園内定を得るまでの活動は「保活」と呼ばれており、スムーズに理想の園に入園させるのは決して簡単ではありません。最後に、保活の成功を左右するポイントを見ておきましょう。
保活の情報収集は早めのスタートが肝心
保育園の情報収集は、妊娠中から始めておくのがベストだといえます。子どもが生まれる前から実際に見学をしたり、送り迎えをする通園経路を確認したりしながら、ていねいに情報収集しましょう。
また、認可保育園への入園を希望するのであれば、自治体を通じて申し込む必要があります。4月入園を目指すのであれば、前年の秋ごろには自治体のホームページに募集要項が掲載され、11月までには申し込みを完了しなければならないケースもあります。
そのため、ゆとりを持ってスタートを切ることがとても重要です。
引越し先の情報収集は「まちむすび」が便利
子どもの出産や転勤などに合わせて、不慣れなエリアに引越す場合には、LIFULL HOME’Sの「まちむすび」を利用してみるのがおすすめです。まちむすびでは、利用者のライフスタイルに合わせて、適したエリアを探すことができるのです。
たとえば、「子育てに必要なものがそろえやすい」「保育・託児所に預けやすい」「ベビーカーでの移動がしやすい」「遊具が充実した公園がある」といったさまざまな条件から、住むのに合った街を見つけることができます。
候補の街については、家賃相場や細かな特徴も同時に調べられるため、土地勘があまりないエリアへの引越しにはとても便利です。
駅近の保育園探しのコツと子育てに適した環境選びのポイントを押さえておこう
- 駅近や駅型保育園は送り迎えの利便性をはじめ、さまざまなメリットがある
- 駅近の条件を優先するのであれば、ほかの条件を緩めなければならないこともある
- 認可保育園と無認可保育園の違いを押さえておく
- 引越しをする場合は、子育てに適した物件探しのコツも押さえておく
- 保活も引越しも効率的な情報収集が大事
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