KDDIが、5月21日からポイントサービスを「au WALLET ポイント」から「Pontaポイント」に変更する。au PAYやau PAY カードの決済でPontaポイントをためたり、たまったPontaポイントをau PAY残高にチャージしたりできる。あわせて、クレジットカードの「au PAY カード」も強化することを発表した。
au WALLET ポイントとPontaポイントの統合、強化されたau PAY カードは、ユーザーにとってどんなメリットがあるのか。同社は5月21日に説明会を開き、執行役員 パーソナル事業本部サービス統括本部 副統括本部長 兼 通信とライフデザインの融合部長の多田一国氏が説明した。
Pontaにポイント統合されるメリットは?
ポイントが統合されることのメリットとして、単純にポイントがたまる場所が増えることが挙げられる。au PAYが使えないPonta加盟店を含めれば、190万カ所でPontaポイントが使えるようになる。
au PAYやau PAY カードを支払ってPontaカードを提示すると、Pontaポイントがダブルでたまるのもメリットだ。au PAYやau PAY カードで支払うと、200円(税込み)ごとに1ポイントがたまることに加え、Pontaカードを提示すると、100円または200円ごとに1ポイントがたまる。
Pontaカードを提示する手間はあるが、au PAYアプリのトップからデジタルPontaカードのバーコードを表示できるので、決済時に使うアプリは1つで済む。
なお、Apple Payにau PAY カードやau PAY プリペイドカードを登録して支払う場合、ポイントをダブルでためるには、別途Pontaカードを提示する必要がある。
au WALLET ポイントは有効期限が4年だったが、Pontaポイントは半永久的に持てることも特徴。Pontaポイント自体の有効期限は1年だが、ためるか使うかで1年延長されるので、1年以内にためたり使ったりすれば、実質的には無期限で使えることになる。
さらに、6月1日からローソンでPontaカードを提示してau PAYで支払うと、最大5%(Pontaカードの提示で最大1%+au PAY決済で4%)を還元するキャンペーンを実施する。これはau以外のユーザーも対象となる。さらに三太郎の日には、auユーザーは最大11%、au以外のユーザーは最大8%還元する。キャンペーンの終了日は未定。
多田氏によると、4月のau PAYの利用は、1月と比較してローソンが189%、他の加盟店は155%伸びているという。2月10日から実施した10億円還元キャンペーンによってユーザー数が伸びたことが効いている。「コロナの影響でリアルチャネルは落ち込んでいることはあると思うが、au PAYはお客さまが増えており、全体的に1月よりも伸びている」と多田氏は手応えを話す。特にローソンとはポイントを増量する生活応援企画を4月に実施したこともあり、他の加盟店より1.2倍、利用が伸びている。
Pontaポイントをどう連携するのか
5月21日以降、au PAYアプリから、au IDとPontaカードを連携できるようになる。連携するにはアプリのアップデートが必要で、筆者が確認したところ、Android版は5月21日午前にアップデートされ、iOS版も午後からアップデートが可能になった。
au PAYアプリのトップ画面で新たに表示される「Pontaカード」をタップして、次の画面で「連携する」をタップすると、Pontaカード連携/新規カード発行の画面に移る。Pontaカードを持っている人は、Pontaカード番号を入力するか、裏面のバーコードを読み取れば連携が完了する。カードを持っていない人は、ここから新規登録をして、デジタルPontaカードを発行できる。なおプラスチックカードは発行されない。
連携が完了したら、au PAYアプリからデジタルPontaカードを表示できるようになる。
「Ponta」アプリや「ローソン」アプリからもau IDと連携可能になる。ローソンアプリは21日から、Pontaアプリは6月中旬に対応する予定とのこと。
たまったPontaポイントはau PAY残高にチャージできるが、100ポイント単位でチャージする仕様は変わらない。
au PAY カードを他キャリアに開放、チャージの還元率をアップ
Pontaポイントがさらにたまりやすくなるよう、クレジットカードの「au PAY カード」も強化。5月21日以降、au以外のユーザーも利用できるようになる。au以外のユーザーの年会費は初年度無料で、翌年以降も1年に1回以上使えば無料(1年間利用がないと税別1250円)。
さらに、au PAY カードからau PAY残高にチャージした際の還元率を、従来の0.5%(200円で1ポイント)から1%(200円で2ポイント)に上げる。決済時のポイント還元率は1%で変わらないが、6月23日から200円で1ポイントから100円で1ポイントに改善する。なお、チャージした際の還元も、同日から100円で1ポイントに変更する。
先述した、ローソンで最大5%〜11%を還元するキャンペーンは、au PAY カードでの支払いにも適用される。加えて、au PAY カードやau PAY プリペイドカードからau PAY残高にチャージして支払うか、au PAY カードで支払えば、さらに1%還元率が上がり、通常は最大6%、三太郎の日はauユーザーが最大12%、他のユーザーは最大9%の還元を受けられる。
ちなみにApple Payにau PAY プリペイドカードやau PAY カードを登録してチャージや(QUICPay+で)支払いをした場合も、上記ローソンでの還元率は変わらない。
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au PAY残高へのオートチャージは、現在はauかんたん決済とauじぶん銀行からしかできないが、2020年秋にはau PAY カードからのオートチャージにも対応する予定。
au PAY カードのチャージ還元率を上げたりオートチャージに対応させたりする背景の1つに、多田氏はコンビニなどの少額決済でクレジットカードを提示することの心理的な障壁を取り除くことを挙げる。クレジットカードではなくスマホ決済なら、手軽に少額決済をしてもらえるというわけだ。
また、これまで他社のクレジットカードからのチャージ還元率と変わらない0.5%だったが、「au PAYで他社のクレジットカードからチャージするのもどうなのか」という思いもあったようだ。チャージの還元率と利便性を上げることで、au PAYとセットでau PAY カードの利用促進にもつなげる考えだ。
新型コロナウイルスの影響で、テークアウトやデリバリーに力を入れている飲食店が増えていることを受け、出前館とピザハットのデリバリーをau PAY カードやau PAY プリペイドカードで支払うと、Pontaポイントを10%還元するキャンペーンを行う。期間は2020年6月15日から9月13日まで。還元上限は月2000ポイント。
au PAY マーケットで50%ポイント増量も
5月21日に「au Wowma!」から「au PAY マーケット」に名称を変更したECサイトで、ポイントをお得に使える施策も継続する。現在は6月1日(9時59分)まで、Pontaポイントをau PAY マーケット限定のポイントとして、50%増量して交換する施策を実施している。50%増量は恒常的な施策ではなく、時期によって増量の率は変わるとのことだが、今後も定期的に同様のキャンペーンを実施することが期待される。
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