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Tuesday, May 17, 2022

focus プロ野球:「リスクよりもメリット」 日ハム・上原健太、二刀流デビューへ - 毎日新聞 - 毎日新聞

日本ハムの新庄剛志監督(右)が見守る中、ブルペンで投げ込む上原健太=沖縄県国頭村で2022年2月10日午前10時52分、森野俊撮影
日本ハムの新庄剛志監督(右)が見守る中、ブルペンで投げ込む上原健太=沖縄県国頭村で2022年2月10日午前10時52分、森野俊撮影

 24日にスタートするプロ野球のセ・パ交流戦を前に、日本ハム・新庄剛志監督(50)から気になる発言があった。「先発でしっかりと打つ方と、投げる方を。そこからスタートかな」。将来のエース候補としてドラフト1位で入団して7年目の上原健太投手(28)のことだ。生き残りをかけて投打の「二刀流」へ挑戦する大型左腕の新たな戦いが、いよいよ始まる。

 2018年6月18日、交流戦の広島戦(マツダスタジアム)。指名打者(DH)制のパ・リーグでは打席に立つことのない上原の非凡なセンスに目を見張ったファンは多いだろう。先発として5回1失点で勝利投手となり、打っては五回の打席で福井から右翼スタンドへのプロ初本塁打を放った。それから3年半後の昨年11月、自身のツイッターで二刀流への挑戦を表明した。「賛否両論あるのは承知の上、自分と向き合い覚悟を決めました。わずかな可能性だとしても、自分自身を信じて、やってやる精神でいきたいと思います」

 沖縄県うるま市出身で、広島・広陵高から進んだ明大では1年春からリーグ戦のマウンドに立った。多彩な変化球とキレのある直球を武器に2年時は春秋リーグ連覇に貢献し、3年秋には防御率0・96で最優秀防御率を受賞した。

 プロ入り時に上原が最も評価されたのが、その身体能力の高さだ。191センチの長身で左腕から角度のある直球を繰り出し、50メートル走は6秒を切る。パワーに俊敏性を兼ね備える、アスリートなら誰もが憧れるような逸材だった。

 しかし、プロの世界は簡単ではなかった。球威で押せた学生時代とは違い、…

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