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Friday, December 10, 2021

つみたてNISAを楽天証券で始めるメリット6選!おすすめの銘柄も厳選 | Wealth Bridge - dancyu

将来のお金の不安に備える方法はいくつかありますが、運用で得られた利益が非課税になる「つみたてNISA」を始める人が増えています。しかし、さまざまな証券会社が存在するため、口座開設時点で悩む人も多いでしょう。そこでこの記事では、つみたてNISAの口座数が飛躍的に伸びている「楽天証券」に注目。メリットやおすすめ銘柄のほかに、楽天証券でのつみたてNISAの始め方を紹介します。

楽天証券のつみたてNISAとは?

つみたてNISAとは、少額かつ長期で資産運用を行うことを目的とした非課税制度です。主な概要は以下のようになっています。

<つみたてNISAの概要>

利用できる人 国内在住の満20歳
※一般NISA口座との併用は不可
非課税対象 特定の投資信託から得られる分配金・譲渡益
口座開設数 1人1口座
非課税枠 年間40万円まで
非課税期間 20年
投資可能期間 2018年~2037年

出典:金融庁『つみたてNISAの概要』

つみたてNISAの魅力は、運用で得られた利益が非課税になることです。通常、投資信託の運用で得られた利益には、約20%の税金が課されます。しかし、つみたてNISAは通常では取られてしまう税金分の利益をそのまま受け取ることができるのです。これは大きなメリットでしょう。
出典:国税庁『株式・配当・利子と税』

次に、楽天証券のつみたてNISAの特徴を見ていきましょう。

<楽天証券のつみたてNISA>

取扱い銘柄数(2021年12月6日時点) 179(一部コース限定商品あり)
手数料(口座開設料・管理料、買付手数料) 無料
付与される楽天ポイント 100円につき1ポイント(クレジットカード決済のみ対応・上限月5万円)
最低積立額 月100円

出典:楽天証券『つみたてNISA』

楽天証券のつみたてNISAは、月額100円から3万3333円の範囲内で、年間40万円まで投資できます。取扱い銘柄も179銘柄と豊富で、つみたてNISA対象の全201銘柄の大半を楽天証券で購入できます。
出典:金融庁『つみたてNISA対象商品の分類(2021年10月25日時点)』

さらに購入時の手数料はもちろん、管理費や口座開設手数料も無料であるため、運用経費がかからないのも魅力。また、楽天クレジットカードでの支払いを選択すると、楽天ポイントが貯まります。貯まったポイントは通常の買い物に使えるほか、積立時にも利用できます。
出典:楽天証券『楽天カードクレジット決済』

楽天証券でつみたてNISAを始める6つのメリット

さまざまな証券会社が存在する中で楽天証券を選ぶメリットは何なのか、疑問に思う人もいるのではないでしょうか。ここでは、楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットを紹介します。

楽天証券の6つのメリット

  • 100円から気軽に始められる
  • 楽天ポイントでの積み立てが可能
  • 積み立て頻度を「毎日積立」か「毎月積立」で選択できる
  • 楽天ポイントが貯まる
  • 楽天銀行の普通預金金利が上がる
  • 取り扱っている商品が豊富

楽天証券のメリット1.100円から気軽に始められる

楽天証券では、月100円から積み立てができます。投資をしたことがない人にとって、いきなり大きな資金を運用するのは不安に思うこともあるでしょう。しかし、月100円と少額であれば、初心者でも投資のハードルが低くなります。また、増額や減額などの変更は自由にできるため、ゆくゆくは運用資金を増やしていくことも可能です。
出典:楽天証券『楽天証券の魅力』

楽天証券のメリット2.楽天ポイントでの積み立てが可能

通販やクレジットカードなど、複数の事業を展開している楽天グループの強みを活かし、つみたてNISAの買い付けに楽天ポイントを使えるのもメリットのひとつ。楽天カードを持っていれば、ポイントをあらゆるシーンに使え、積み立てに充てることも可能です。その場合、積立額からポイント利用分を差し引いた金額が決済額となります。
出典:楽天証券『100円から積立可能「投信積立」』

楽天カードはスマートフォンから手軽に申し込めるため、まだ持っていない人は証券口座開設のタイミングで申し込んでも良いでしょう。なお、クレジットカードの利用には審査を要するため、必ず作れるわけではありません。
出典:楽天カード公式サイト

楽天証券のメリット3.積み立て頻度を「毎日積立」か「毎月積立」で選択できる

楽天証券のつみたてNISAでは、「毎日積立」と「毎月積立」の2種類から積み立て頻度を選べます。それぞれの特徴を以下にまとめました。

<毎日積立と毎月積立の違い>

毎日積立 毎月積立
決済方法 証券口座 証券口座・楽天カードクレジット・その他金融機関・ポイント
引き落としタイミング 毎月1日~28日のうち自分で設定
通常午前3時支払い
買付日が休業日の場合、直前営業翌日の午前3時
【証券口座】
毎月1日~28日のうち自分で設定
通常午前3時支払い
【楽天カードクレジット】
毎月12日までに積立設定
翌月1日または8日に積立
積立同月27日に支払い
【その他金融機関】
毎月7日または24日に積立
翌27日または14日に支払い

出典:楽天証券『選べる引落方法』『投信積立』

毎日積立は、楽天証券の毎日の営業日に指定の金額を積み立てていきます。各銘柄の基準額は日々変わっているため、毎日積み立てていくことで時間による分散投資が可能になります。しかし、毎日積立は証券口座決済のみに対応しており、楽天ポイントがつかないため注意が必要です。
出典:楽天証券『投資信託の毎日積立を設定をしましたが、積立が始まらないのはなぜですか?』

一方の毎月積立は、引き落とし方法によって買付日が異なります。楽天証券からの引き落としでは、毎月1日〜28日の間で任意に選択が可能です。楽天カードクレジット決済の場合、毎月8日に買付を行います(2021年6月19日以前にクレジットカード決済利用者は1日)。

楽天証券からの積立設定の場合は、年2回までボーナス設定を行うことも可能です。ボーナス設定はその都度追加で買付できる制度で、つみたてNISA枠が余っているときの使い切りなどに便利です。ただし、楽天カードクレジット決済や毎日積立の場合、つみたてNISAにおけるボーナス設定は利用できません。
出典:楽天証券『つみたてNISAでボーナス設定はできますか?』

楽天証券のメリット4.楽天ポイントが貯まる

楽天では自社のポイント制度を導入しており、楽天証券で「ポイント投資」(楽天ポイントを利用して投資信託を購入すること)をすることで楽天市場での付与ポイントが+1倍になります。

楽天ポイント+1倍の条件

  • 1ポイント以上利用
  • 1回の買付が500円以上のポイント投資
  • 「楽天ポイントコース」を選択

出典:楽天証券『SPU』

上記の条件を3つ満たすことで、楽天市場での買い物時に、楽天ポイントがプラス1倍になります。1ポイント以上楽天ポイントを利用した500円以上の買付が必要になるため、条件を下限設定した場合の実質元手は499円になります。なお、500円分すべてポイントで支払った場合も、ポイントアップ対象です。

また、1回の買付金額500円以上が条件となるため、毎日積立を選択している人は月のトータルではなく、毎日500円以上の積み立てが必要です。得られるポイントは期間限定ポイントになるため、利用期限に注意しましょう。

「楽天ポイントコース」への設定は、楽天証券にログイン後、マイメニューから「ポイント・SPU」を選択します。未設定になっている場合は「楽天ポイントコース設定へ」に移行し、コース変更をしましょう。同意書を読み、再び楽天証券にログインすればポイントコースの設定が完了です。
出典:楽天証券『楽天ポイントコースの設定方法を教えてください』

楽天証券のメリット5.楽天銀行の普通預金金利が上がる

楽天証券は、同じ楽天グループである楽天銀行とマネーブリッジで紐付けることが可能です。紐付けることで証券会社と銀行間での送金が不要になり、楽天銀行に預け入れている資金を手続き不要でそのまま投資信託の買付に使えます。マネーブリッジを利用するだけで普通預金金利が0.10%まで優遇されるのは、低金利時代には大きなメリットと言えるでしょう。
出典:楽天証券『マネーブリッジ - 楽天銀行連携による優遇金利などのサービス提供』

楽天証券のメリット6.取り扱っている商品が豊富

楽天証券における、つみたてNISAで購入できる投資信託の商品数は179本(2021年12月7日時点)です。取扱本数はネット証券で最多です。それぞれが投資対象地域や連動する指標が異なるため、取り扱い銘柄が豊富であるほど選択肢が増えます。
出典:楽天証券『つみたてNISA取扱商品』

しかも100円から1円単位で気軽に積み立てができるので、初心者でも投資がしやすいでしょう。

楽天証券でつみたてNISAを始めるデメリット

楽天証券でのつみたてNISA開設はメリットが多く魅力的です。その一方で、デメリットとなる点も知っておく必要があります。

楽天証券のデメリット

  • つみたてNISAの専用アプリがない
  • ETFを取り扱っていない

楽天証券のデメリット1.つみたてNISAの専用アプリがない

楽天証券には、証券アプリはあるものの、つみたてNISA専用のアプリが存在しません。他社のなかには、つみたてNISA専用アプリを提供している証券会社もあり、アプリ上で運用益や積立設定を行うことができます。

楽天証券の場合は、買付する銘柄の選定や設定などはウェブサイトから行います。アプリを使って、どこでも気軽につみたてNISAの資産を確認することや買付を行うことが難しい点は、デメリットと思う人もいるでしょう。

しかし楽天証券にも、通常の取引や投資情報の収集ができるアプリは存在します。つみたてNISA以外でも投資を検討している人にとって、楽天証券アプリ「iSPEED(アイスピード)」は便利でしょう。
出典:楽天証券『スマホ用トレードアプリ「iSPEED」』

楽天証券のデメリット2.ETFを取り扱っていない

ETFとは上場投資信託のことで、取引時間内であれば自由に売買できるのが特徴です。つみたてNISAで買付できるETFは7銘柄ですが、楽天証券ではETFの取り扱いがありません(2021年12月7日時点)。
出典:金融庁『つみたてNISA対象商品届出一覧(運用会社別)』

ETFは、株式市場が開いているタイミングで取引できるため、短期売買されることも多い商品です。そのため、長期投資を目的としているつみたてNISAでは、ETFがなくても大きな問題はありません。さらに楽天証券には、つみたてNISAで購入できるETF7銘柄と似ている投資対象地域や連動指数の投資信託があります。どうしてもETFが良い人以外は、そのような投資信託を購入すればいいでしょう。

楽天証券で買える!おすすめのつみたてNISAの銘柄とは?

つみたてNISAで購入できる商品が多い楽天証券では、銘柄選定に迷うこともあるでしょう。ここでは、おすすめの4つの商品を紹介します。

つみたてNISAのおすすめ銘柄

  • 楽天・全米株式インデックスファンド
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim 全世界株式
  • eMAXIS Slim先進国株式インデックス

つみたてNISAのおすすめ銘柄1.楽天・全米株式インデックスファンド

楽天・全米株式インデックスファンドは、世界的な資産運用会社のバンガード社が運営する「バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF」に連動した運用を目指しています。北米を投資対象とし、「Apple(アップル)」や「Microsoft(マイクロソフト)」、「Amazon(アマゾン)」など、世界的な企業と業種を対象に分散投資を行っているのが特徴です。
出典:楽天証券『楽天・全米株式インデックスファンド』

楽天証券の週間ランキング(2021年11月29日~2021年12月3日)では、買付金額、積立設定件数でともに3位となっており、その人気がうかがえます。分配金は設けておらず、値上がり益による譲渡益を狙っている人におすすめです。
出典:楽天証券『ランキング』

楽天・全米株式インデックスファンドのおすすめポイント

  • 約4000もの米国企業に分散投資できる
  • 成長している米国市場に投資することで値上がり益が期待できる
  • 多くの投資家に選ばれている人気銘柄

つみたてNISAのおすすめ銘柄2.eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国のS&P500に連動する投資信託です。S&P500とは、米国を代表する500銘柄から算出される株価指数のことで、採用銘柄には時価総額が41億ドル以上などの条件があります。
出典:楽天証券『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』

AppleやMicrosoft、Amazonなどのソフトウェアを中心に幅広い業種へ分散投資しています。2019年にできたファンドですが、信託報酬が0.1%を下回ることから、コスト面でも人気です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のおすすめポイント

  • 全米の大型成長株に分散投資ができる
  • 信託報酬が安いため運用にかかるコストが節約できる
  • 日本株に投資するより高い利回りが期待できる

つみたてNISAのおすすめ銘柄3.eMAXIS Slim 全世界株式

eMAXIS Slim 全世界株式は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動した投資信託です。アメリカを中心に全世界への分散投資を行いたい人に向いています。
出典:楽天証券『eMAXIS Slim 全世界株式』

アメリカのAppleやMicrosoftなどに加えて、台湾の半導体銘柄も主な組み入れ先に含まれています。2018年に設定された本ファンドは、純資産総額3,500億円(2021年12月時点)を突破しており、多くの投資家に選ばれている人気銘柄です。

eMAXIS Slim 全世界株式のおすすめポイント

  • 先進国だけでなく新興国にも投資できる
  • 全世界を対象にすることで分散投資ができる
  • 成長企業に投資できる

つみたてNISAのおすすめ銘柄4.eMAXIS Slim先進国株式インデックス

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、MSCIコクサイ・インデックスに連動した投資信託で、投資対象は日本を除く先進国です。投資国の70%以上はアメリカで、次いでイギリスやフランスなど全22国に分散投資ができます。
出典:楽天証券『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』

リターン(3年)は年率約20%のパフォーマンス(モーニングスター社サイトより)で、今後の成長を期待できるのが魅力です。また、新興国を含まず先進国のみでファンドを形成していることから、カントリーリスクを軽減できます。
出典:モーニングスター『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』

eMAXIS Slim先進国株式インデックスのおすすめポイント

  • 先進国を対象に分散投資ができる
  • 新興国を除外することでカントリーリスクを軽減できる
  • 長期的に安定した成長が期待できる

違いは何?楽天証券のつみたてNISAと一般NISAを比較

つみたてNISAと似た制度に、一般NISAがあります。どちらも1人1口座まで開設可能ですが、つみたてNISAと一般NISAはどちらかしか開設できません。そのため、口座開設前に自分に合っている方を見極める必要があります。

つみたてNISAと一般NISAの大きな違いは以下の通りです。

<つみたてNISAと一般NISAの違い>

つみたてNISA 一般NISA
投資方法 積立投資 積立投資・スポット購入
年間投資上限額 40万円 120万円
非課税運用期間 最長20年 最長5年
口座開設期間 2042年開始分まで 2023年開始分まで
投資対象商品 一定基準を満たした投資信託とETF 国内株式・外国株式・投資信託・ETFなど

出典:金融庁『あなたとNISA』
※対象者は国内に住む、開設年の1月1月時点で満20歳を満たす人
※金融機関はどちらも年ごとに変更可能

つみたてNISAと一般NISAの大きな違いは、投資上限額と運用年数、投資対象商品です。また、楽天証券のつみたてNISAではETFの取り扱いはありませんが、一般NISAではETFの取り扱いがあります。つみたてNISAと一般NISAの区分切り替えは年ごとにできるため、非課税期間の途中で変更したい場合も便利です。

つみたてNISAが向いている人とは?

非課税運用期間が長く、投資対象が限定されている「つみたてNISA」が向いている人の特徴を詳しく見ていきましょう。

つみたてNISAが向いている人の特徴

  • 投資にかかる手間を省いて運用をプロに任せたい人
  • 長期投資をしたい人
  • 少額から投資をしたい人

つみたてNISAで購入できる銘柄は、国が定める一定基準をクリアした投資信託(ETF含む)のみです。投資信託とは、投資家から集めた資金をもとにファンドマネジャーが運用し、そこで得た利益を投資家に還元する商品です。運用を投資のプロに任せることができるので、投資の知識が少ない初心者に向いている商品です。

また、つみたてNISAで購入できる投資信託は長期、分散投資に適しているのが魅力です。最長20年という長い期間運用することで、複利効果による利益の最大化が期待できます。また、楽天証券でのつみたてNISAは100円から積み立てることができるので、少額から投資を始めたい人にも向いています。

一般NISAが向いている人とは?

続いて、「一般NISA」が向いている人の特徴も詳しく見ていきます。

一般NISAが向いている人の特徴

  • まとまった資金を運用したい人
  • 個別株に投資をしたい人
  • 短期売買をしたい人

一般NISAの年間非課税枠は120万円です。そのため非課税枠をすべて使い切る場合、合計600万円(120万円×5年間)の投資資金が必要になります。まとまった資金がないと、非課税枠を無駄にしてしまうため、一般NISAはある程度の資金力がある人に向いているでしょう。

また、つみたてNISAは投資信託しか購入できないのに対し、一般NISAでは個別株にも投資可能です。日本株や外国株など、特定の株式を保有したい場合は一般NISAの方が向いているでしょう。個別株ならば、銘柄によっては株主優待も受けられます。NISAでの非課税メリットを享受しながら、株主優待目的で投資するならば一般NISAが向いています。

なお、つみたてNISAは長期保有を目的としているため、一度購入した投資信託を売却すると非課税メリットを最大限に活用できなくなるおそれがあります。一方で、一般NISAは国内外の個別株など売却益を期待できる銘柄に投資できるため、短期売買を目的としている人にも向いているでしょう。

つみたてNISAで楽天ポイントを貯める方法

楽天証券でつみたてNISAを行うと、楽天ポイントを貯めることができます。主な貯め方は、楽天カードクレジット決済とハッピープログラムです。それぞれの特徴を見ていきましょう。

楽天ポイントを貯める方法1.楽天カードクレジット決済

楽天のクレジットカードを持っていなくても、楽天証券でつみたてNISAの口座を作ることは可能です。しかしその場合、楽天ポイントを得ることができないため、楽天カードを持っていない人は、口座開設と同時に作成しておくと良いでしょう。

つみたてNISAで楽天ポイントをもらう場合、積立を申し込んだ時点でクレジットカード決済を選択します。毎月5万円を上限に積立額100円に対し1ポイント付与されるため、毎月最高500ポイント得られる計算です。

しかし、つみたてNISAは年額40万円が上限となっているため、毎月の積立投資額の上限は3万3333円です。これらを踏まえると、つみたてNISAのクレジット決済で得られるポイントは、上限333ポイントになります。
出典:楽天証券『楽天カードクレジット決済』

楽天証券でつみたてNISAをクレジット決済する方法

  1. 積立投資する銘柄を選定
  2. 積立申し込みをする
  3. クレジットカード決済を選択

最初の申し込みだけすればあとは自動で積み立ててくれるため、簡単に楽天ポイントを貯められます。

楽天ポイントを貯める方法2.ハッピープログラム

楽天のハッピープログラムとは、楽天銀行利用者のみの特典で、エントリーするだけで取引に応じて楽天ポイントが貯まるシステムです。楽天会員情報と楽天銀行を連携させることで、エントリーが完了します。なお、ハッピープログラムは条件達成によりステージが変わります。

楽天証券と連携することで、楽天銀行の口座残高を自由に運用することが可能です。楽天証券と楽天銀行の間で、「らくらく入金」「自動入金(スイープ)」を行うことでポイントが付与されます。連携により付与されるポイントは、ハッピープログラムのステージによって異なります。5つのステージと獲得ポイントは下表の通りです。

<ハッピープログラムのステージと獲得ポイント>

ステージ 獲得ポイント
ベーシック
アドバンスト
1ポイント
プレミアム 2ポイント
VIP
スーパーVIP
3ポイント

また、ハッピープログラムを通じて、楽天証券で投資を行うことでも楽天ポイントを獲得できます。例えば、投資信託の残高10万円ごとに楽天ポイントが3〜10ポイントが付与されます。
出典:楽天銀行『ハッピープログラム』『ハッピープログラム対象のサービス』

つみたてNISAを楽天証券で始めるには

楽天証券でつみたてNISAを始めるためには、つみたてNISAの口座開設と積立設定を行う必要があります。

申し込みからの手順

楽天証券でつみたてNISAを始めるためには、大きくわけて4つのステップを踏む必要があります。

楽天証券でのつみたてNISAの始め方

  • STEP1.楽天証券でつみたてNISA口座を申し込む
  • STEP2.ログイン情報を受け取る
  • STEP3.楽天銀行に預り金を入金
  • STEP4.商品を決めて積立設定をして完了

出典:楽天証券『NISA口座開設方法のご案内』

・ STEP1.楽天証券でつみたてNISA口座を申し込む
まず、楽天証券でつみたてNISAの口座を開設します。すでに楽天証券の口座を持っている人は、楽天証券にログイン後、つみたてNISAを申し込みます。郵送による本人確認書類の送付をする方法以外に、オンラインで本人確認を完了することも可能です。楽天証券でマイナンバーを登録していない場合は提出する必要があります。その後、氏名や住所などを登録します。

また、楽天証券で口座を持っていない人は、通常の総合口座開設と同時につみたてNISAの開設が可能です。

・ STEP2.ログイン情報を受け取る
審査完了後、楽天証券からログインIDが届きます。郵送で申し込んだ人は書留郵便でログインIDに加えて初期パスワードが送付されます。ログインを完了させ、初期設定やマイナンバーを入力すると口座開設は完了です。

・ STEP3.楽天銀行に預り金を入金
楽天証券での積立額下限は100円のため、最低100円は入金しておく必要があります。クレジットカード決済の場合は、入金のステップは不要です。

・ STEP4.商品を決めて積立設定をして完了
購入する銘柄を決めたら積立設定をします。このとき、クレジットカード決済を選択すると、楽天クレジットカードでの引き落としが可能です。また、楽天銀行から積み立てる場合は残高が不足していると積立買付は中止されます。3回連続で買付が中止された場合は積立設定が解除されるため、注意しましょう。
出典:楽天証券『つみたてNISA取引ルール』

積立設定をして残高がある状態にすると、楽天証券でのつみたてNISAの設定は完了です。このとき、楽天銀行とのマネーブリッジ連携や楽天ポイントコースの選択などを設定すると、楽天ポイントをお得に貯められます。

つみたてNISAを始めるタイミングは?

つみたてNISAの開始を検討している人の中には、いつから始めたら良いのか悩む人も多いでしょう。つみたてNISAでは、年40万円の上限は決まっていますが、開始のタイミングは決まっていません。そのため、年の途中から始めることも可能です。

年の途中から始めた場合、月3万3333円の積み立てでは非課税枠を余らせてしまうため、増額することで非課税枠を使い切ることができます。楽天証券の増額設定は、毎月もしくは毎日の積立額を増やすことができる機能です。設定した年のみ有効になるので、翌年には無効になり増額が消化されます。翌年以降は非課税枠のみの月額3万3333円で積み立てされます。

また、楽天証券ではクレジットカード決済に毎月5万円の上限があるため、年の途中から増額した場合、5万円を超える非課税枠は余らせるしかありませんでした。しかし、2022年からクレジットカード決済と証券口座引き落としの併用が可能になるため、非課税枠を使い切ることができます。
出典:楽天証券『つみたてNISA設定ページのリニューアルについて(11月21日~)』

その際、クレジットカード決済の上限は3万3333円になり、増額部分はすべて証券口座引き落としになるため注意しましょう。

年度途中からつみたてNISAを開始する場合の増額目安は、以下の通りです。

<1カ月の積立金額とクレジットおよび証券口座引き落とし金額の内訳>

運用月数 1カ月あたり積立金額 内クレジットカード決済分 内証券口座引き落とし分
8カ月 5万円 3万3333円 1万6667円
5カ月 8万円 3万3333円 4万6667円
4カ月 10万円 3万3333円 6万6667円
2カ月 20万円 3万3333円 16万6667円

なお、非課税枠の使い切り(増額)には条件があります。年内受け渡し日が1回以上あることが条件となるため、12月22日までに手続きを完了しておかなければいけません。

また、投資を始めるなら安いときに購入したいと考える人も多いでしょう。積立投資の魅力は、タイミングの選定が不要な点にあります。評価額が下がっている場合、口数を多く購入できるため、上昇したときの恩恵はその分大きくなります。

長い時間をかけてコツコツと積み立てていくことで資産を増やすことが目的なので、なるべく早く始めるのがおすすめです。

楽天証券でつみたてNISAを購入するには?

楽天証券のつみたてNISAで投資信託を購入する手順は次の5つです。

つみたてNISAで投資信託を購入する手順

  • STEP1.楽天証券にログイン
  • STEP2.購入する投資信託を選択
  • STEP3.積立金額・購入時期を設定
  • STEP4.目論見書と約款の確認
  • STEP5.注文内容の確認と取引完了

出典:楽天証券『つみたてNISA取引ガイド』

ここでは、それぞれのやり方を詳しく紹介します。

STEP1.楽天証券にログインする

楽天証券のサイトにログインし、「NISA・つみたてNISA」のタブへ移動します。楽天証券のアプリでは買付ができないため、必ずウェブサイトから行う必要があります。またスマートフォンからの操作ではタブがないため、メニューから「NISA・つみたてNISA」を選びましょう。

STEP2.購入する投資信託を選ぶ

つみたてNISAを始めるために、購入する投資信託を選びましょう。主な選び方は3つあります。

投資信託の選び方

  • 個別銘柄から選ぶ
  • ファンド一覧から選ぶ
  • おすすめファンド・パッケージから選ぶ

それぞれの特徴を見ていきましょう。

・個別銘柄から選ぶ
投資したい個別銘柄が決まっているときは、直接名前を入力して検索するのが簡単です。個別銘柄を選定するためには、該当の投資信託の特性や信託報酬、運用先などを知っておく必要があります。そのため、銘柄に関する大まかな知識がついており、先を見据えてつみたてNISAをする人におすすめです。

・ファンド一覧から選ぶ
楽天証券では、取り扱いのあるファンドを一覧で見ることができます。各銘柄のリンクから個別ページに遷移することで、ファンドの信託報酬や運用方針を確認できます。購入したい特定の銘柄がなく、一つひとつ確認しながら検討したい人におすすめです。
出典:楽天証券『つみたてNISA取扱商品』

・おすすめファンド・パッケージから選ぶ
楽天証券では、銘柄選定のヒントになるツールが多数用意されています。「NISAランキング(積立件数)」では、楽天証券でつみたてNISAをしている人に選ばれている銘柄を確認できます。
出典:楽天証券『NISAランキング(積立件数)』

多くの人に選ばれているということは、それだけ値上がりに期待できたり配当が多かったりするため、参考になります。

そのほかにも、自分のタイプ別におすすめのファンドを選んでくれるものもあります。性格に合わせた銘柄を選ぶことで、投資初心者でも始めやすいでしょう。「らくらく投資」では、9つの質問に答えるだけで自分に合ったコースを提案してくれます。また、将来の資産額をシミュレーションできるなど、長期投資のイメージがしやすいのが魅力です。
出典:楽天証券『楽天証券 積立おすすめファンド』『らくらく投資』

つみたてNISAや投資の知識がないけれど、自分に合った銘柄が知りたい人におすすめです。

STEP3.積立のタイミングと積立金額を決める

購入する銘柄が決定したら、積み立てのタイミングと金額を決めます。

STEP3でチェックする項目

  • 引き落とし方法……証券口座・楽天カードクレジット決済・その他金融機関
  • 積立タイミング……毎日を選択した場合、証券口座決済のみ
  • 積立金額……100円~3万3333円まで
  • 増額設定……年途中から積み立てを始めた場合のみ任意で設定
  • 配分設定……複数のファンドを選んだ場合のみそれぞれの配分を決定
  • 分配金コース……分配金のコースの確認と変更
  • ポイント利用……利用したいポイントがある場合の設定とポイント確認

積み立てのタイミングは「毎日」か「毎月」の2択になりますが、金額は100円から3万3333円まで自由に設定できます。毎日を選択した場合の決済方法は証券口座のみになるため、楽天カードクレジット決済で楽天ポイントを得たい人は、毎月を選択する必要があります。

また、年途中からつみたてNISAを開始した場合の増額設定も、このステップで行います。ポイント利用や複数の銘柄を選んだときの配分バランスも、このときいっしょに設定しましょう。

STEP4.目論見書と約款の確認

次に、選択した投資信託の目論見書と約款を確認します。目論見書には、ファンドの詳細が記されています。

目録見書に書かれている内容

  • 投資先や目的
  • 投資対象と仕組み
  • 運用方法
  • リスク
  • 分配金や基準価額などの運用実績
  • 手続き方法や手数料

楽天証券で確認する場合、「未閲覧の書面を確認する」をクリックするだけで、未読の目論見書を閲覧できます。すべての書面をチェックしたら「確認」をクリック、読み終わった後に「注文内容確認へ」をクリックすると、このステップは完了です。

実際に投資するファンドについて重要なことが書かれているため、必ず目を通すようにしましょう。

STEP5.注文内容の確認と取引暗証番号を入力する

最後は、今までのステップの確認をします。今一度、選択したファンドや積立額などを確認しましょう。間違いがなければ4桁の暗証番号を入力し、注文を完了させます。設定が完了したら、「積立設定一覧」から注文内容の確認ができます。

楽天証券のつみたてNISAの評判は?

口座開設の最終段階でもっとも気になるのは、実際に楽天証券でつみたてNISAをしている人の評判です。ここでいくつか紹介しましょう。

・初めての投資だったので利用している人も多い楽天証券を選びました。注文の仕方もシンプルで簡単、使いやすいです。

・楽天ユーザーだったので、ポイントももらえて倍率も上がる点が良かったです。ポイントは再び投資に回せるだけでなく商品購入などにも使える点も魅力だと思います。

・投資初心者でも使いやすいですが、長年投資をしてきた人も使いやすいと思います。手数料や楽天ポイントなどのお得感、使いやすさも気に入っています。つみたてNISAはもちろん外国株やIPOなどの投資もできるので便利です。

利用者の評判まとめ

  • 楽天ポイントが貯まるため楽天ユーザーにはお得
  • 100円から投資できるので初心者も始めやすい
  • 取扱商品が多いので選びやすい
  • つみたてNISA以外の商品やサービスも豊富なので投資歴が長い人も活用しやすい

出典:価格.com『資産運用』

10.楽天証券のつみたてNISAについてのQ&A

最後は、楽天証券のつみたてNISAに関してのよくある質問を、回答と共に見ていきます。はじめに疑問を解消しておくことで、スムーズにつみたてNISAを進めることができるでしょう。

Q1:つみたてNISAはいくらから始めるのがいいですか?
A.資金に余裕があれば、非課税枠の満額である月額3万3333円です。

年間40万円の非課税枠を活かすのであれば、月額3万3333円になります。楽天証券では100円から積み立てができるため、最初は少額からスタートすることも可能です。つみたてNISAは20年という長期間の運用を目的としているため、月額3万3333円が難しいのならば無理のない積立額で始めるのがおすすめです。

また、最初は少額から始めて、年途中から増額設定で金額を引き上げることも可能です。その際、増額分はクレジットカード決済ができないため注意しましょう。

Q2:つみたてNISAは途中で引き出せますか?
A.いつでも引き出し可能です。

つみたてNISAはiDeco(個人型確定拠出年金)と違い、非課税期間の最長20年を待たずにいつでも解約、引き出しができます。しかし、引き出した額の非課税枠は戻らないので注意しましょう。

また、つみたてNISAは長期投資を目的としている制度のため、一度解約や引き出しをしてしまうと複利の効果がなくなってしまいます。なるべく引き出さないで良いように、無理のない積立額を設定しましょう。

Q3:つみたてNISAを始めたら確定申告が必要ですか?
A.確定申告の必要はありません。

つみたてNISAで得られた利益は非課税になるため、確定申告の必要はありません。

Q4:20年後の非課税期間が終わったときはどうなりますか?
A.NISA口座以外の課税口座に移行させるか、売却するか選択します。

つみたてNISAは20年間の非課税期間が終わったとき、一般口座や特定口座などの課税口座に移すか、売却するかを選べます。

売却した場合、基準価額が積立額より上回っていたときの利益は、非課税で受け取れます。しかし、タイミングによっては基準価額が積立額を下回ることもあるでしょう。この場合は損を確定させてしまうため、マイナスを出さないために課税口座に移して保有しておくこともできます。

なお、移行後は一般口座も特定口座も課税口座になるため、21年目からは得られた利益に約20%の税金がかかってきます。その場合、21年目以降の引き出しタイミングも重要になってくるでしょう。20年後に必ずプラスになっているとは限らないため、出口戦略を考えておくことも必要です。

また、つみたてNISAの制度は2037年までなので、新規買付ができるのも2037年までになります。ただし、2037年中に購入した投資信託は、最長20年間保有することができます。

Q5:つみたてNISAはどれくらい増えますか?
A.毎月3万3333円を20年間、2%の利回りで積み立てるとプラス180万円になります。

年間上限40万円、月3万3333円を20年間積み立てると、元金は約800万円になります。2%の利回りを想定すると、20年後には約982万円になっている計算です。楽天証券に取り扱いのあるファンドの中には、年利2%が期待できるものも少なくありません。もちろん、3%や5%などもっと高い利回りが期待できる銘柄であれば、さらに増やすことができるでしょう。

銀行預金の金利が低い今、お金を寝かせておかず運用する方が高い利回りが期待できるでしょう。ただし、投資信託は元本割れのリスクがある点は理解しておきましょう。

口座開設をして楽天証券のつみたてNISAを始めてみる

楽天証券では、口座開設と同時につみたてNISAに申し込むことができます。つみたてNISAは一度積立設定を行うとあとは自動で積み立ててくれるため、手間がほとんどかかりません。口座開設もスマートフォンから簡単にできるため、すぐに始めることができます。

楽天証券は、いますぐつみたてNISAを始めたい人に向いていると言えそうです。

まとめ

今回は、つみたてNISAを中心とした楽天証券のサービスの特徴や、お得な情報を解説しました。楽天証券のつみたてNISAは、月額100円という超低額からスタートでき、非課税で運用できるのが魅力です。しかも、必要なときに払い出しがしやすい、楽天カードの連携でポイントを貯めやすい点も、利用者を惹きつける要素でしょう。

これから本格的に自分のお金を運用したいなら、まずは楽天証券で口座を開設し、長期・積立・分散投資に適したつみたてNISAに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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