
転職サイトを運営するキャリアデザインセンター(東京都港区)は、「女の転職type」の女性会員を対象に、「男性の育休」についてアンケートを実施した。男性が育休を取るメリットを聞いたところ、1位は「子育ての喜び・大変さを知る」(77.9%)だった。 【画像】「男性が育休を取るメリット」ランキング 次いで2位は「子育ては夫婦で協力するものという認識を持てる」(76.2%)、3位は「子どもとのかけがえのない時間を過ごせる」(70.5%)だった。また52.7%が「子育ては女性の役割という日本の風潮を是正する」と答えていて、「社会全体が変わることを期待している人が多いことがうかがえる」とキャリアデザインセンターは分析した。 一方で、夫(パートナー)が育休を取る上で心配なことを聞いた。1位は「収入が減る」(75.4%)、次いで2位は「職場に迷惑をかける・負担が増える」(47.6%)、3位は「復帰後同じ仕事に戻れるか」(44.0%)だった。上位は仕事関連の心配が占め、「心配なことはない」は3.9%だった。 子どもがいる人に夫(パートナー)の育休期間について尋ねた。最も多かったのは「育休は取っていない」で85.5%を占めた。取った人で最も多かったのは「数日」で4.5%、次いで「数週間」が3.1%だった。
夫(パートナー)にどの程度育休を取ってほしかったか?
子どもがいる人に、夫(パートナー)にどの程度育休を取ってほしかったか尋ねたところ、1位は「数カ月」(34.1%)、次いで2位は「何日でも構わない」(12.3%)、3位は「数週間」(12.0%)だった。期間に関わらず取ってほしい人は約8割だったが、先の結果で実際に取得した人は14.5%しかおらず、大きなギャップがあるようだ。 子どもがいない人にも、同様の質問をした。すると、1位は「数カ月」で41.1%だったが、2位は「半年」で15.7%、3位は「何日でも構わない」で11.1%という結果に。半年以内の合計は70.4%となり、子どもがいる人の63.1%より7ポイント程度高くなった。また「半年」と「1年以上」の合計でも、子どもがいる人は12.5%、子どもがいない人は26.1%と倍以上多かった。 「育休は取ってほしくない」と答えた人は、子どもがいる人は7.0%に対し、いない人は1.1%と少ない結果となった。子どもがいない人の方が夫(パートナー)に希望する育休期間が長く、子どもがいる人は夫(パートナー)に育休を望まない傾向が強いことが分かった。 仕事で関わる職場の男性が育休を取る場合、どの程度が適当だと思うか尋ねた。1位は「数カ月」で40.6%、次いで2位は「何日でも構わない」が15.2%、3位は「数週間」と「半年」が同率で10.7%だった。夫(パートナー)との場合で比較すると、やや「何日でも構わない」の回答率が高かった。 今回の調査は、「女の転職type」の女性会員を対象に、インターネット上で実施した。期間は21年10月5~19日、有効回答数は638人。
ITmedia ビジネスオンライン
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