静岡放送(SBS)
水道の使用量を自動的に検針する水道メーターを湖西市が市内に設置し始めています。人手を省くことができ、さらにITが浸透することで多くのメリットがあるようです。 <鈴木吉彦記者>「湖西市は11月の実用化を目指して新開発の水道メーターを市内のおよそ2000戸に取り付け中です」 <湖西市水道課 鈴木克昌課長>「湖西市、中部電力、豊橋技術科学大学などの産学官共同研究プロジェクト。スマートメーターが取得した水量のデータを通信端末へ有線で結びます。そしてデータを飛ばす」 新しい水道メーターには通信機能がついていて、使った水の量や、水漏れの疑いがある場合の警報をリアルタイムで発信します。市の水道メーターからの情報は中部電力の集約装置を介してサーバーに送られて膨大な情報になり、市役所にも共有されます。検針する人手がかからない上、ビッグデータ化すれば水道の利用開始や停止、決済などのサービスがスムーズになります。 <湖西市水道課 鈴木克昌課長>「各家庭の(水道に関する)データはかなりのビッグデータになる。それが漏水のエリアの絞り込みにも役立つのではないかと期待している」 さらに老朽化した水道管を新しい管に交換する際にもビッグデータが役立ちます。地域の水道使用量が見極められるので、無駄に太い水道管ではなく適切なものを設置できるので、費用の節約にもなります。次の時代の水道の在り方を見ようと市長も現場に来ました。 <影山剛士湖西市長>「(水道管の)老朽化だとか人口減少へのインフラ整備の対応はどこの市町村も悩みを抱えながらやっていますので、全国的にも こうしたモデルケースが広がってくれるといいなと期待している」 一方、中部電力は、水道インフラにも参入することで事業の幅を広げたい考えです。産学官が連携したこのプロジェクトは2024年の3月までに成果をまとめ、他の地域の先がけになることを目指しています。
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