NST新潟総合テレビ
公共交通機関の空いている席に商品を積み込み運ぶ“貨客混載”。 これまで新幹線を活用した取り組みがありましたが、25日県内で初めて実現したのは“高速バス”の利用です。そのメリットを取材しました。 【松村道子キャスター】 「トラックが並ぶイメージが強い新潟伊勢丹の搬入口ですが、いま高速バスが到着します。ここで降りるのは人ではなく商品です」 県と県内高速バスネットワーク協議会、新潟三越伊勢丹が連携して実現した高速バスでの貨客混載。 今回使用されたバス路線は、上越と新潟を結ぶ路線です。 午前10時半すぎに高田駅前を出発した高速バスは、2時間半ほどをかけて新潟伊勢丹に到着。 検品を経て商品が並んだのは『NIIGATA越品』のコーナーです。 【新潟伊勢丹 高橋芳明 総合政策部長】 「メイドイン新潟にこだわった商品。高速バスのネットワークを使うことによって、我々がオーダーしたものが翌日以降すぐに入ってきて、お客様にお届けできる大きなメリットがある」 運送業者ではなく高速バスを利用することでタイムリーに商品が届くことが一つのメリット。 早速、商品到着の様子を出品した上越市のガラス工房に伝えると… 【falaj(ファラジ) 丸山淳代さん】 Q.午後1時半には新しい商品が並んでいた 「それはすごく早い。すぐに提供できるというのは画期的なことだと思う」 また、低コストで配送できることも、地元の生産者にとって大きいメリットです。 【杉田味噌醸造場 杉田貴子 専務】 「配送にかかるコストが小さい。事業者にとっては大きい」 一方で、新型コロナウイルスの影響で乗客数が前年比で一時4割減となった高速バス会社にとっては、新たな利用に活路を見出したい考えです。 【県内高速バスネットワーク協議会 渡辺健 貨客混載担当】 「県内高速バス事業自体が非常に厳しい状況にあるが、お客様にお支払いいただく運賃収入以外に今回新たな収入源を確保できると期待している」 県内の高速バスが運ぶ県内産の商品。 新しい流通の形に今後も期待が高まります。
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