賃貸物件にはさまざまな間取りがありますが、あまり目にする機会の少ないのが「4K」という間取り。
今回は、そんな間取り4Kのアパートにスポットを当てて、4DKや4LDKとの違いや、どんな入居者に向いているのかなどを具体的に紹介します。
4Kの間取りとは
4Kとは、「部屋4つ+キッチン1つ」という間取りを指します。「K」とはキッチンの意味で、4Kのキッチンの広さは4.5畳以下というのが一般的です。
では、「DK」や「LDK」とはどのように違うのでしょうか。
4DKや4LDKとの違い
間取りで使われる用語の中では、「L」はリビング、「D」はダイニングを表しています。
4Kが「部屋4つ+キッチン」であるのに対して、4DKは「部屋4つ+ダイニングキッチン」、4LDKは「部屋4つ+リビングダイニングキッチン」となるわけです。
ダイニングは食事をするスペース、リビングはテレビなどを置いてくつろいだり来客を通したりするスペースです。
これらにキッチンをプラスしたダイニングキッチンやリビングダイニングキッチンの広さは、部屋の数がどのくらいあるのかによって、以下のように決められています。
部屋数 |
K |
DK |
LDK |
1 |
4.5畳以下 |
4.5畳 |
8畳 |
2 |
4.5畳以下 |
6畳以上 |
10畳以上 |
3 |
4.5畳以下 |
6畳以上 |
10畳以上 |
4 |
4.5畳以下 |
6畳以上 |
10畳以上 |
参考:「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」|首都圏不動産公正取引協議会
上の表から、4DKの場合は「部屋4つ+ダイニングキッチン1つ(6畳以上)」、4LDKでは「部屋4つ+リビングダイニングキッチン1つ(10畳以上)」ということになります。
4Kは古い間取り…アパートでは新たにつくられていない
4Kという間取りと広さについて説明しましたが、実際に間取り4Kの物件を目にすることは少ないかもしれません。
実はこの4Kは、古い間取りとなっていて、現在では新築のアパートで4Kのものはほとんどつくられていないのです。
LIFULL HOME’Sで間取り4Kの賃貸物件を調査したところ、アパートとマンション、一戸建てを合わせても、物件数は全国でも890件しかありません(2020年4月17日時点)。
全国の4Kの賃貸アパートに絞ってみると、物件数はわずか79件のみ。築年数が一番新しい物件でも、築23年となっています。
4Kのアパートに住むメリット
4Kのアパートに入居した場合、以下の3つのメリットがあります。
部屋数が多い
4Kの間取りでは、部屋が4つあるので、さまざまな使い方ができます。夫婦2人であれば、それぞれの部屋+物置スペース+来客用や、リビングに続く和室1部屋をリビングにつなげて広く使うこともできるでしょう。
子どもが2人のファミリー世帯では、子ども部屋×2+夫婦寝室にプラスして、書斎部屋や趣味部屋などをつくることも可能です。
家賃が安い
4Kの間取りの賃貸アパートは、紹介したように築年数の古いものが多く、広さに対して家賃は安い傾向にあります。
東京駅まで60分圏内にある4Kのアパートに絞り、家賃を調査してみたところ、合計5件の平均家賃は管理込みで約9万円、平均専有面積は62m2となっています(LIFULL HOME’S調べ、2020年4月17日時点)。
首都圏よりも物価や家賃が下がる地方では、4Kのアパートの家賃もさらに安くなります。
数が少ない間取りのため、貴重な経験になる
現在は新築でつくられることがめったにない4Kのアパートは、建物の耐久性を考えても、物件数自体が少なくなっています。
そのため、物件に出合うことも含めて、4Kのアパートに住むというのは、なかなかできない経験となるでしょう。
4部屋の使い方次第では、ほかの間取りでは実現しないような暮らし方もできるかもしれません。
4Kのアパートに住むデメリット
4Kのアパートに暮らすメリットもありますが、やはりデメリットもあります。代表的な2つのデメリットを紹介します。
築年数が古い
すでに紹介したとおり、4Kのアパートは築年数が古い物件が多いので、その点は覚悟しておいたほうがいいでしょう。
ただし、なかにはリフォームやリノベーションをして内装がきれいに整えられている物件もあります。そのため、築年数の古さは一概にデメリットであるともいえないケースもあります。
物件情報で築年数の古さが気になったとしても、リフォームやリノベーションの文字が記載されている場合は、内見で確認したり、不動産会社に確認することが大切です。
物件数が少ない
こちらも先に述べたとおりですが、4Kの間取りは少ないため、狙って見つけることが難しいといえます。
LIFULL HOME’Sのホームページにて、東京都(23区と市部含む)にある賃貸アパートを間取り別に物件数を調査してみたところ、以下のような結果となりました。
間取り |
東京都にある賃貸アパートの物件数 |
ワンルーム |
9,326件 |
1K |
2万984件 |
1DK |
2,418件 |
1LDK |
4,438件 |
2K |
2,642件 |
2DK |
5,722件 |
2LDK |
2,976件 |
3K |
135件 |
3DK |
1,170件 |
3LDK |
430件 |
4K |
5件 |
4DK |
20件 |
4LDK以上 |
40件 |
合計 |
5万306件 |
LIFULL HOME’S調べ(2020年4月17日時点)
圧倒的に多いのが、1Kです。そして、ほかの間取りに比べて、4Kの物件数が明らかに少ないことが分かります。
つまり、4Kの間取りを探そうとすると物件数がかなり限定され、さらに立地や部屋の内装などが好みの物件に出合う確率は非常に低いといえるでしょう。
4Kのアパートはどんな世帯に向いている?
4Kのアパートは、夫婦2人から子どもが1~2人いるファミリー世帯までが、余裕を持って暮らすことができる物件でしょう。
たとえば、夫婦の2人暮らしでは、4つある部屋をさまざまな用途に使うことができますし、ファミリー世帯でも、子どもがそれぞれ自分の部屋を持つことができます。
また、ペット可の物件の場合には、1部屋をペット専用の部屋にするという選択肢も。そして部屋が多いということは、もともとの収納スペースが少ない場合でも、1部屋を収納に使うことができます。
家族のパターンによって、4Kの間取りはどんな使い方でもしやすいのです。
まとめ
ファミリー世帯で賃貸物件を探している場合、間取り4Kのアパート情報を見かけた際は、一度内見してみるのも手です。
4Kの間取りは家族がそれぞれ部屋を持つことができるほか、工夫次第でさまざまな役に立つ使い方ができます。
ただし、築年数が経過している場合も多いので、家賃との兼ね合いも含めて物件を決めるようにしましょう。
"メリット" - Google ニュース
July 28, 2020 at 09:25AM
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【ホームズ】間取り4Kのアパートとは? 入居するメリット・デメリットやどんな世帯に向いているか解説 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)
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