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Tuesday, May 26, 2020

三重大のオンライン講義1カ月 メリット実感、改善続く - 中日新聞

ビデオ会議システムを使い、ゼミの学生たちとリポートを議論する青木教授=津市の三重大で

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 新型コロナウイルス感染症対策として、三重大がインターネットを利用した講義を導入し一カ月余がたった。当初は手探り状態で始まったが、教員側は情報を共有するなど講義手法の改善を進めており、学生側も従来の対面式の講義では得られなかったメリットを実感しつつある。

 三重大では四月十七日から順次、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」などを使ったオンライン講義や、録画した講義をサイト上で配信する講義を導入。現在、全学部で実施し、九月三十日までの前期の全講義は学生を登校させず、インターネットで実施する。

 二十六日にあった人文学部法律経済学科の三年のゼミでは、十三人の学生がズームを使い、オンラインで参加した。担当する青木雅生教授(46)は自身の研究室で、パソコンに映る学生らの様子を見ながら、マーケティングなどの研究の進捗(しんちょく)報告を受け助言していた。

 青木教授によると、従来の対面式よりも、より講義を作り込む必要があると話す。「学生にとって、パソコンの小さな画面で長時間の講義を受けるのはかなりの負担。講義を短時間で区切り、重要なポイントを際立たせ伝えるなどの工夫が必要となる」。提示する資料に工夫を加えるほか、講義中に複数回の休憩時間を設けるようにもしている。

 人文学部では、教員陣が情報を共有しながら講義方法を改善しているといい、「皆、新人教員のように講義の仕方を模索している。学生の反応を見ると、理解度が向上している部分もあり、感染収束後、講義スタイルが変わるかもしれない」と話した。

 青木教授のゼミ生の木下竜輔さん(20)は「家で講義を受けるのでメリハリは必要。ただ、画面越しになったことで教授との距離感が縮まり、講義に集中できるようになった」と話した。

 (須江政仁)

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